RF探検隊

このブログは、かっぱの不思議な小説です。実際のRFでは、こんな話はありません^^; また、登場人物の方々についても、実際の性格を反映している訳ではない事をお伝えしておきます。

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  BD(バトルダンジョン)物語


「いつまでも友達」

”俺達はいつまでも友達だよな!”

”…”

”お、おい!どうしたんだよ!?”

”…すまない…決まっちまったんだ…”

”決まった…?ま、まさか!”

”ああ…クィアネカン様からの依頼があってな…だから、今日でここを離れる…”

”そ、そんな!待ってくれ、行かないでくれ~!”

と、ここで”ガバッ”と布団を跳ね除け目が覚めた。

寝汗でパジャマがビシャビシャになっている。

「なんだ…またあの夢か…」

シャワーを浴びて目をしっかりと覚まさせ、彼はいつもの場所へと行った。

”ザワザワ…”

彼の目の前には、たくさんの冒険者が待機している。

しかし誰一人として、彼の方を振り向く者はいない。

そう…冒険者達の目的は、彼の斜め向かいにあるゲートにある。

「はい、次の方。このキーでいいんですか?あ、そこ危ないですよ、押さないで!」

忙しそうに受付をしているのは、ゲート案内人。

ゲート案内人と彼は、かつて同じ呼び名を持っていた。

”その他商人”という名を…

ゲート案内人は、BD(バトルダンジョン)キーやDH(ダークホール)キーを持ち込んできた冒険者を、そのゲートにつなげる役割を担っている。

その他君は、そんな彼をうらやましそうに、そして心配そうに見ていた。

「あいつ…24時間殆ど休んじゃいないんじゃないか…?」

時々案内人は、その他君の方を振り向くが、すぐに冒険者達の方へと視線を戻す。

「そうだよな。あいつは役割を与えられて、俺は未だに浮いているだけ…もう声すらも掛けてもらえないよな…」

その他君は、すっかりいじけてしまっていた。

だが、そんなその他君の前に、時々集まる冒険者達がいた。

「その他君!もうすぐレベルが上がるんだよ!応援してくれ!」

「あ、その他く~ん!今日はね、こんなのを拾ったんだよ!」

すっかり顔なじみになったその冒険者達は、BDへ入る前に色々と雑談をしながら時間を潰しているようだ。

また、時々相談も受ける。

「その他君…UG(アップグレード)失敗しちゃった…」

「え~ん!デスペナルティきちゃった~!」

そんな時、その他君は決まってこう答えた。

「諦めるな。必ず報われる時が来る!」

その言葉は、まるで自分に言い聞かせているようであった。

そんな様子を、案内人は悲しそうな目で見るのである。

「そんなに俺が惨めに見えるか…かつての友よ…」

その他君は、そう思いながら毎日を過ごしていた。

ある日の事。

たまたまゲート前が無人となり、案内人も座って身体を休めていた。

久しぶりの二人きり。

その他君は案内人に、何か声を掛けようと思ったものの、煙たがれるのを怖がって黙っていた。

案内人は突然立ち上がり、キョロキョロとあたりを見回した。

「おや?ご飯でも食べに行くのかな?」

その他君は、案内人の様子をジッと見ていた。


案内人は、周りに誰もいない事を確認した後、その他君の方を振り向いた。

「え?な、なんだ?」

突然視線が合って、驚くその他君。

案内人は、そのままその他君の方まで歩いてきた。

自分の後ろに誰かがいて、その人に用事があるんじゃないか?

そう思って後ろを振り返るその他君であったが、後ろには誰もいない。

バッと前を向くと…

「その他君…」

案内人が寂しそうに声を掛けてきた。

「な、なんだ!?哀れみならいらないぞ!お、俺は、この生活に満足しているんだ!」

たじろぎながら慌てて声を出すその他君。

しかし案内人は…

「そうじゃないよ、その他君…俺は、君とゆっくり話す時間が欲しくてたまらなかったんだ。」

案内人は、そういってその他君の横に座った。

「え…?」

驚くその他君。

「この仕事を与えられてから、君と話す機会が全くなくなってね…随分辛い思いをしていたんだよ。」

案内人の寂しそうな視線。それは、その他君との友情を大切に思いながらも、彼と交流出来なくなった事への詫びる気持ちがこもっていたのだ。

「あの冒険者達がうらやましかったよ。君となんの気兼ねもなしに、話が出来るんだからね。」

案内人は、常にその他君の事を気に掛け、時間があれば彼と共に語り合いたいと願っていた。

しかし、余りの激務にそんな余裕を作る事が出来なかった。

「そ、それじゃ…君が時々こっちを見ていたのは…」

その他君は気付いた。案内人は常に自分を忘れていなかったという事に。

「その他君…中々話をする事は出来ないけど、俺達はいつまでも友達だぞ。」

そして手を差し出す案内人。

その他君は同じ様に手を差し出し、二人は握手を交わした。

その瞬間。

「すいませ~ん!ゲート開いてくださ~い!」

冒険者達がやってきた。

「あ、お客さんだ。その他君!また時間があったら話をしよう!」

案内人は、手を振って慌ててゲート前へと戻っていった。

それからのその他君は、案内人と目が合うたびに小声で”頑張れよ!”とつぶやくようになった。
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   コメント

最初は、「なんじゃこりゃ!」と笑っていたけど、
最後は良いお話で終わったねぇぇぇぇ;;
でもやっぱり笑ってる私w

なすかさん>
いや~、あの姿を想像したら、笑わざる負えないと思いますw
今回はBDの中の話にはなりませんでしたが、ゲート開設の裏話という事で、「BD物語」の中へ入れさせてもらいました^^

泣けるぅぅぅぅぅぅ。・゚・(ノ∀`)・゚・。

最近BDに行ってない機龍でs orz

機(龍)さん>
今すぐBDへ行くべし!w

アクレシアHQのゲート側にも、きっとその他君がいるはず…
見かけたら声を掛けてあげてください!w

その他君はそばにいないよ。。。(´・ω・`)

ブローディアさん>
ええ!?ま、まさかその他君…余りのショックに飛び出したのでは…
是非、探してあげて下さい~!;;b

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