RF探検隊

このブログは、かっぱの不思議な小説です。実際のRFでは、こんな話はありません^^; また、登場人物の方々についても、実際の性格を反映している訳ではない事をお伝えしておきます。

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  古物商ペレペレ~chopsticks of legend~


「警備に向いた男」

シャトは息を切らせながら、ペレペレを追いかけてきた。

「あれ?シャトさん。まだいたんですか?」

ペレペレと割り箸が食事を楽しんでいたのは、約一時間。

その間、シャトは外で待っていたらしい。

「ええ、当然です!100年に一度の割り箸ですよ!?なにが何でも、我が美術館で展示を!」

シャトの目は真剣そのもので、プラチナ割り箸に対する意気込みが本物であるという事が、ペレペレにも伝わってくる。

「…分かりました。なら少し話を聞きましょう。」

「はい!ありがとうございます!」

シャトの真剣な気持ちに心を打たれたペレペレは、シャトの話を聞くために喫茶店へと入った。

”カランカラン”

外は少し蒸し暑いが、喫茶店のこの音を聞くと、何故か涼しく感じることが出来る。

「はい、いらっしゃい…おや?」

喫茶店の店長・ブレイクは、ウエイトレスのアーリィを呼び寄せた。

「どうしました?店長。」

アーリィは、ブレイクが指を指す方を見る。

「あら?あれは…ペレペレさんですね。」

「ああ。この前の不足分、もらったか?」

”宇宙のお皿事件”の時、ペレペレはこの喫茶店を利用した。

紅茶を飲んでいる時にネイファーストを発見し、慌てて小銭を置いて追いかけたのだが…

代金が不足していたのだ。そのため、封筒代と不足分を含め、350ディセナを請求されていたのだが…

「いえ。まだですね。」

「そうか。なら今日の代金に付け加えておいてくれ。」

アーリィはコクッと頷くと、真っ白な伝票に、”350ディセナ”と書き込んだのである。

「え~と、ケーキセットと…シャトさんは何にします?ごちそうさせてもらいますよ。」

おごってもらえる…それを聞いたシャトの耳が、ピクッと動いた。

「なら、このサーロインステーキセットを。」

”ぶっ”と思わず吹いてしまうペレペレ。

「は~、助かりました!何も食べずに待っていたから、おなかが減っちゃって~!」

満面の笑みを浮かべるシャト。

…ちょっと後悔したペレペレであった。


「…ま、まあ話をしましょうか。」

気を取り直したペレペレは、話を進める事にした。

「ええ。割り箸さんからお聞きになったかもしれませんが、一番不安なのはプラチナ割り箸の盗難なんです。」

割り箸も、自分の目が届かないところは嫌である事をはっきりといっている。

だが、逆に考えたら割り箸の目が届けばいいのである。

「シャトさん。何も美術館の中で展示しなくてもいいんじゃないんですか?」

突然の提案に、シャトは考え込んでしまった。

無言の時が流れる中、ケーキセットとサーロインステーキセットが運ばれてきた。

”ジュ~…”

おいしそうな肉の匂いが漂ってくる。

シャトは急に目を見開き、ナイフとフォークを握ってステーキをきり始める。

「んむんむ…ゴックン…うっ!水、水!ゴクゴク…プハー」

その食べっぷり…余程おなかが減っていたのだろう。

「も、もう少し落ち着いて食べないと…」

見ているだけで、おなかが一杯になるペレペレ。

「あ、すいません…で、おなかが落ち着いたところで思いついたのですが…」

どうやら今までの無言は、おなかが減っていたため、何も考えられなかったらしい…

「実はそれも考えたんです。割り箸工房さんの横に仮設展示場を建てて、割り箸さんの管理の下、美術館職員と警備員が常に目を光らせておこうかと。」

確かに、その方法であれば割り箸も安心できるだろう。しかし…

「美術館の職員を、そこへ裂くわけにもいかないでしょう?」

常に館内は静かな美術館であっても、内部は常に慌しく動いているものである。

なので、割り箸の展示場へ24時間職員を派遣する事はほぼ不可能。

「そうなんです。それに割り箸さんだって、24時間起きているわけにはいきませんし…」

確かにそうである。プラチナ割り箸の展示となると、1ヶ月は開催したいものだ。

24時間1ヶ月、割り箸がずーっと監視している事は不可能である。

「ペレペレさん、1ヶ月お手伝いしていただけませんか?」

ステーキを食べ終わったシャトは、ペレペレの手を握って懇願した。

真剣な眼差しのシャトに、なんとかしてやりたいと思うペレペレだが…

「すまないが…ん?まてよ?割り箸と交流が深い男がいるな…あいつなら割り箸も納得するだろう!」

「え?何の事です?」

「監視だよ!割り箸と交代しながらプラチナ割り箸の警護が出来る奴!うん!適任じゃないか!」

一人で興奮し始めるペレペレ。視線の先は、喫茶店の外にある一軒の家に向けられていた。

「いいんですか?1ヶ月以上掛かるかもしれないんですよ?」

「いや、構わん!事情を話したらあいつの職場も納得する!それだけ警護に向いている奴なんだ!」

ペレペレの言う、”警護に向いている男”とは誰なのであろう?
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   コメント

普通は、話を持ちかけてきた側が奢るべきかと・・・・・。
男だねぇ、ぺれやんw

ウヘヘ

サーロインステーキ・・
私も同じもの頼みそうだ(ノω`●)

ついでにペレペレさんのケーキセットも頂きます(・∀・)

なすかさん>
ペレペレさんは、女性に支払いをさせるような真似はしませんw(古物商での話ですがw

しゃと/あーるぃさん>
やっぱりそうでしたか…そうじゃないかと思っていたんです(ウソツケ~w
ケーキセットも欲しいんですか?きっとペレペレさんのことだから、くれるんじゃないんでしょうかw

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