RF探検隊

このブログは、かっぱの不思議な小説です。実際のRFでは、こんな話はありません^^; また、登場人物の方々についても、実際の性格を反映している訳ではない事をお伝えしておきます。

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  ノバス保育園

「桜は咲くの? 後編」

「参りましたね…。」

窓から外を見て、EURO園長は嘆いている。

「明日のお花見は、中止ですね…」

Sct副園長も、残念そうな顔をしている。

職員室は、重い空気で押しつぶされそうになっていた。

「せんせ~!てるてる坊主つくろ~!」

突然職員室のドアが開き、大声が響く。みんなが驚いて振り向くと…

そこにはコラ・ベラート・アクレシア組の園児達が集まっていた。

「み、みんな。どうしたの?」

シャストア先生が、園児達の方へ向かう。

「だって!雨が降ってるもん!みんなでお願いして、今から天気にしてもらうんだ!」

力強くそう答えたのは、DarkMelx君。みんなで初めてのお出かけ。それをとても楽しみにしているのだ。

「でも…」

シャストア先生が困った顔をしていると

「オ~ホッホッホ!そうですわね!みんなで、てるてる坊主を作りましょう!」

副園長が大量のティッシュボックスと輪ゴムの箱を持ってきた。

「わ~い!みんな、さっそくつくろ~!」

何人かの園児が、副園長から材料を受け取り、喜んで部屋に戻っていった。

「いいんですか?副園長。」

機龍先生も困った顔をしている。

てるてる坊主を作る事で、必ず晴れてくれると信じている園児達。

晴れなかった時のことを考えたら、胸が苦しくなるのであった。

「園児達の気持ちを大切にしましょう。もしかしたら、本当に晴れるかも知れませんし。ねぇ、園長。」

園長も、”うんうん”とうなずいている。

「よし!それなら、たくさん作って、本当に天気にしちゃえ!」

元気良く叫ぶかっぱ。

他の先生達の表情に、もう迷いはない。

「大きいてるてる坊主も作りましょう!確か、あそこにありましたね!」

等々、それぞれ動き出したのであった。

「え~と、やっぱり目は、笑ってるほうがいいよね?」

「いた!輪ゴム飛ばさないでよ!」

「は~れろはれろ♪あまぐもばいばい♪」

各組では、てるてる坊主作りに夢中である。

次々に出来上がり、窓枠に吊り下げられていく、てるてる坊主達。

そしてあっと言う間に、保育園の壁がてるてる坊主に覆われてしまった。

「みんな!保育園の歌を歌って、お空にお願いしよう!」

誰がそう言ったのかはわからないが、その一言で大合唱が始まる。

”バファの子見ていた かくれんぼ~♪”

その歌声は、鉱山一帯に響き渡った。





「はい!氷桜はこちらですよ~!ああ!押さないで下さい!」

観光客の対応に追われているカリアナ達。

イダーでは、春になると氷桜が咲くのである。

「社長。きなこカキ氷の売り上げ、好調ですね。」

きなこカキ氷を氷桜の下で食べると、幸せになれると言われている。

マッカーサーさんは、満足そうにうなずいている。

「ただいま戻りました。」

別の社員が入ってきた。

「ん?”しゃるどね~ぜ”からきなこは仕入れれたか?」

マッカーサーさんが尋ねると、その社員は

「ええ。大丈夫でした。それよりも社長…」

きなこの話よりも、何か別の事を話したそうである。

「どうした?何か問題でもあったか?」

気になったマッカーサーさん。

「いえ。しゃるどねさんがですね、”明日は保育園のお花見だったのに…かわいそうだぬ~ん…”と言っていたので…」

「ああ。そう言えばノバスは今、雨だったな。…保育園か…」

マッカーサーさんは電話を取り、ノバス保育園へ電話をかける。

「はい。ノバス保育園ですが。」

ちょうど園長が電話に出てくれた。


「ああ!この間はありがとうございました!イダ天株式会社のマッカーサーです!」

「これはこれは!こちらこそ。で、どういたしました?」

突然の電話に驚く園長だが…

「ええ。実はこう言う話を聞きまして…」

マッカーサーさんは、電話をかけた理由を話す。

「なるほど。ええ。実は保育園全体で、てるてる坊主を作っているのですが…」

「ほほぅ。で、お花見の場所は、どこなんです?」

「鉱山の中央にある、桜並木でする予定です。」

その後、数分のやり取りが行われる。

「え!?本当ですか!?それは助かります!是非、お願いします。」

突然大喜びの園長。一体、どんな話があったのだろうか?

「いえいえ。子供達の笑顔のためです。任せてください。では、明日のお花見は大丈夫ですので。はい。失礼します。」

電話を切ったマッカーサーさんは、早速クイーンさんに連絡をする。

「ああ。クイーンさん?例のあの装置、~で作動させておいてくれ。うん。そうそう。最大出力でね。」

「はい。分かりました。でもあの場所って…ああ!そのためですか!はい!今すぐ作動させます!」

次にマッカーサーさんは、しゃるどねさんへ電話をかけ、事情を話す。

「それはすごい!わかったぬ~ん!張り切って桜餅を作るぬ~ん!」

結局、その日は一日雨がやむ事はなかった。

園児達ががっかりしていたのは、言うまでもない。





次の日、雨もやんで晴天となっていたが…

「はぁ~。今日晴れてもな~…桜、咲いていないだろうな~。」

保育園に来るなり、ため息をもらすショット君。

モンタ君も残念そうに、くるくる回っている。

”ピンポンパンポ~ン”

と突然放送が入った。

「みなさん。バスが来ました。今からお花見に行きましょう!」

園長の声だ。誰もが耳を疑った。

「ええ!?咲いてもいないのに、お花見?」

しかしもうバスが来てしまっている。

みんなは、しぶしぶバスへ乗るのであった。

「せんせ~い。咲いてもいないのに、お花見になるの~?」

バスの中では、何度もそんな声が聞こえてきた。

「花が咲いていなくても、桜は桜。みんなで早く咲くように、元気付けに行ってあげよう。」

そう答えるのが精一杯であった。

バスは、桜並木へと近づいてきた。

駐車場にバスを停めて、降りるノバス保育園一行。

「…あ、あれ!?桜…桜が咲いている!」

雛森桃ちゃんが桜の木に、ピンクの花びらが咲いているのに気づいた。

桃ちゃんの指の先を、みんなが見ると…

それは見事に満開となった、桜並木が広がっていた。

「え?ええ~!!!!!」

信じられない目で見る、職員達。園長だけが、にやけている。

「わ~!桜だ!お空がここだけ、晴れにしてくれていたんだ~!」

グローダー君は大喜びで、桜の木に向かって駆け出した。

それにつられて、桜の木に向かう園児達。

園長は携帯電話を取り出し、マッカーサーさんに電話をかける。

「~はい。無事に咲いていました。ありがとうございます。では。」

「園長、何か知っていらっしゃるんですか?」

副園長が尋ねる。

実は、イダ天株式会社が開発した”天候調整装置”のおかげ。

園児達の気持ちを受け取ったマッカーサーさん。無料で、この装置を桜並木一帯に使ったのだ。

一晩中太陽の光を浴びた桜の木は、見事花を咲かせたのであった。

「なるほど!そういうことだったんですね!」

そして、園児達が大喜びで遊んでいると…

「おまたせだぬ~ん!桜餅だぬ~ん!」

しゃるどねさんと従業員が、大きな箱を抱えて桜餅を持ってきた。

「みんな~!おやつだよ~!」

「おいし~!」

「桜を見ながら食べるお餅。いいですね。」

「ささ、しゃるどねさん達もお一つ。」

「ええ?いいのかぬ~ん?じゃ、お言葉に甘えて。」

わいわいがやがや、みんなでお花見を楽しみました^^

みんなの願い、本当にお空(イダー)がかなえてくれましたね^^
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   コメント

園児たちのために、にこやかに装置を動かすクイーン・・・。
本編とのギャップがおもろいwwww

なすかさん>
はい!クイーンさんは、園児達の喜ぶ姿を想像しながら、それはそれは笑顔で機械を動かしていました^^
本編と保育園。どっちが本当の顔なんでしょうかねw

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