RF探検隊

このブログは、かっぱの不思議な小説です。実際のRFでは、こんな話はありません^^; また、登場人物の方々についても、実際の性格を反映している訳ではない事をお伝えしておきます。

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  ノバス保育園

「園歌がない! 前編」

世間では卒業シーズン。ラジオでは、ノバス高校の卒業式の様子が流れている。

「もうそんな時期ですか。早いですね。」

EURO園長は、Sct副園長が淹れてくれたコーヒーをすすりながら話しかけた。

「そうですわね~。別れがあれば出会いがあって…あ、園長。」

副園長が急に何かを思い出したように手を打った。

「何ですか?副園長。」

「今年は年長さんがいないから、卒園式は関係ありませんが…入園式の準備はいいのですか?」

今年度、ノバス保育園に年長さんがいなかったため、例年よりもノンビリとすごしていた園長。

「あ!そうでした!すっかり忘れてましたね!今すぐに考えなくちゃ。」

慌てて園長は、資料を漁り始めた。

ラジオでは、ノバス高校の送辞が流れている。

「え~と、最初の挨拶は私で、その後は来賓の挨拶…次に保護者会会長のトリさんの挨拶に…」

入園式の流れを、資料を見ながら書き出していく園長。

「後は職員の紹介か。…何か足りないような…」

大まかなプログラムを作成した後、園長はふと考えた。

入園式に必要な、何かが足りない。

「う~ん、何が足りないんでしょうか…?」

副園長にプログラムを見せながら、園長はスッキリしない様子で話す。

「え?いつもこの通りだったと思いますが?」

副園長は例年通りのプログラムに、疑問を感じる事がなかった。

「そうなんですが、何かがないんですよ…」

とその時、ノバス高校の校歌が流れてきた。

「…こ、これだ!足りないのは、これです!」

席を立ち上がり、ラジオをつかむ園長。

「え?校歌ですか…?あ!ああ!そうですね!保育園に園歌がなかったですわ!」

そう。今までノバス保育園に園歌はなかったのである。

「しかし…今から園歌を作っても、入園式までには間に合いませんわよ?」

副園長の言う事ももっともである。入園式まで、もう一ヶ月もないのだ。

「…そうですね…でも今から作っておいた方がいいですからね。誰かにお願いしましょう。」

園長もその事はわかっていたが、今後のために園歌の作成を決定する事にした。

「う~ん、誰がいいでしょうか…副園長、誰かいい人知りませんか?」

「オ~ホッホッホ!私の知り合いに、作曲家はいませんわよ!」

なぜか自信満々に答える副園長。

「…そうですか…私もいませんね…」

そう言って園長は、ふと手にした保護者名簿のページをめくる。

「ん?もしかしたら、この方にお願いできるかも!副園長!かっぱ先生を呼んで下さい!」


「え?わかりました。こちらにこられたら、園長の所へ案内します。」

園長に呼ばれたかっぱは、園長の指示をメモした後、コラ組へ戻った。

「園長。その方のお仕事って、事務ですよね?歌とは関係ないような…?」

「ふっふっふ。副園長。実はこの方、とあるギルドの応援歌などを手がけているのですよ。」

珍しく笑いながら答える園長。

「え?とあるギルドの応援歌…ああ!あの歌は、この方だったんですか!?」

とあるギルドの応援歌。それは少し前、ちょっと話題に上った話である。

副園長も納得したようで、笑顔でうなずいた。





「かぱちぇんちぇい、さようなら~」

戮姉妹が、戮母の迎えで帰っていった。

「う~ん、今日は珍しく遅いな~。」

いつもなら、おやつが終わった後には迎えに来るその方。

「ん?オレの母ちゃんだったら、いつも遅いじゃん。」

慧花ちゃんに、かっぱのつぶやきが聞こえていた様だ。

「ああ。違うんだよ。実はね…」

「あ!わかった!僕のお母さん?」

次に名乗りを上げたのは、お手元君である。

「いやいや、お手元君でもないんだな。」

「んじゃ!僕だ!」

いつの間にか、かっぱが誰を待っているのかを当てるクイズになってしまっている。

「…ショット君でもないよ。」

「じゃあ…」

とバルちゃんまでその輪に加わってきた。

しかし、残っている園児の中で返事をしない子が一人。

かっぱがその子に声を掛けようとした時

”ガララララ”

コラ組の戸が開いた。

「はぁはぁ…なめちゃん、遅くなってごめんね。」

待ち人来たり。そう、待っていたのはNamelessちゃんのお母さん、なすかさんである。

「あ、マ…お母さん…。」

Namelessちゃんが何かを言いかけた途端、なすかさんはバッグから何か光るものを見せた。

それを見て、Namelessちゃんは言い直したようだ。

…一体、あの光る物体はなんなんだ…

「あ、なすかさん。園長が何か用事があるらしくて…ちょっと来ていただけますか?」

「え?園長先生が?わかりました。なめちゃん、もう少しここで待ってるのよ。」

かっぱは、なすかさんを園長室へと案内した。

「園長。なすかさんをお連れしました。」

園長室で、書類に目を通していた園長は、立ち上がって挨拶をした。

「なすかさん、すいません。急にお呼びだてして…どうぞ、お座りください。」

そして園長となすかさんは、ソファーに座った。

「お話とは…?」

Namelessちゃんが、何か大きな問題を起こしたのでは?

そう考えたなすかさんは、万力をどこにしまったかを思い出していた。

「実は、なすかさんの腕を見込んで、ノバス保育園の園歌を作ってほしいんです。」

「…え?園歌ですか…?」

予想外の話に、頭が真っ白になるなすかさん。Namelessちゃんは、命拾いをしたようだ。

「ええ。あなたが某ギルドの応援歌を作ったのは知っています。その腕を見込んで、わが園の園歌もお願いしたいのです!」

バンッとテーブルに手を着いて、頭を下げる園長。

なすかさんは少し考えた後…

「わかりました。園歌を作りましょう!」

次回へ続く…
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   コメント

むぁしゃか・・・

こんなお話になるとは思ってもみませんでしたw

しかし万力・・・・あれはおいたをした手を挟むものですよ~。
ペンチは、いけないことを口にしたら、口を引っ張るもので、
プレス機は・・・・・・フフフw

なすかさん>
o(;>△<)Oぎゃあぁぁぁーーーっ!!!こわいよ~;;
と言うわけで、後編も恐ろしい話となりました・・・w

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