RF探検隊

このブログは、かっぱの不思議な小説です。実際のRFでは、こんな話はありません^^; また、登場人物の方々についても、実際の性格を反映している訳ではない事をお伝えしておきます。

  アニムス達の憂鬱~2006夏~

「謎を解きたがる男 最終話」

ブラッドバファーレックスの助けを借りようとしたが、saegalは見事に姿を消してそれをかわした。

「うう~!!!!!しつこい!これは渡せないっていうのに~!」

パイモンは、saegalから逃げながら、最後の手を考えていた。

「ヴァラスさんの所へ行くか…いや、また姿を隠すだろう。それじゃダメだし…」

バファー神殿からハラムの赤い浜へ抜け、影の森へとやって来たパイモン。

「…ん?待てよ…時間は…よし!最後の賭けだ!」

ふと何かを思い出したパイモンは、そのまま影の森を通り抜け、前進基地へと向かった。

「待てパイモン!どこへ逃げようとも無駄だ!諦めてその皮を渡すんだ~!」

パイモンの後を追い、共に前進基地へと向かうsaegal。

だが、パイモンは前進基地へは入らず、その手前で左に曲がり、HQの赤い浜方面へと向かった。

「んん?この先は…ふん。またピットボスにぶつけようとしているのか?ムダムダ!」

だがパイモンは、ただひたすら走り続けている。

「あれ?赤い浜には行かないのか?この先はHQだぞ?パイモンめ。逃げ惑うあまり墓穴を掘ったみたいだな!はっはっは!」

saegalの言うとおり、パイモンは自らHQへ向かって逃げ場を無くそうとしている。

だが、パイモンの目的は違った。

「間に合え、間に合え!もうすぐ来る。あれが…キター!」

パイモンが待っていたもの。それは…

イダーから来た輸送船。今、HQ発着場へ着陸しようとしている。

パイモンは、発着場で立ち止まった。

そして、saegalの方を振り向いた。

「はっはっは!ようやく観念したか!」

saegalは、ニヤニヤしながらパイモンに近づいた。

「くっくっく!saegalさん。策にはまったね!」

だが、追い詰められているはずのパイモンは、勝ち誇ったように笑った。

「え?策にはまった?どこに?」

saegalが不思議そうにあたりを見たが、何もない。

「なんだ。騙そうとしているだけか!さあ、大人しくその皮を…」

saegalが手を伸ばした時

”カツーン…カツーン”

輸送船から一人の乗客が降りてきた。

その乗客の姿を見た瞬間、saegalの動きが止まった。

「あらパイモン。私を出迎えてくれたの?」

「あ、DarkMelさん!おかえりなさい!」

パイモンはDarkMelの側へ寄ると、saegalを指差し

「saegalさん、さっきから私を追いかけてくるんです!」

と、DarkMelに訴えた。

「…saegalさん…。私のパイモンに何か御用ですか…?」

”ゴゴゴゴゴ…”

DarkMelの笑顔の裏に、殺気を感じたsaegalは

「い、いえ!なんでもございません!パ、パイモン君、メルさんと会えてよかったね!それじゃ!」

と言い残して、あっという間に去ってしまった。

「ふ~。助かった…じゃ、DarkMelさん。これで帰ります!」

「ええ。気をつけるのよ。」

安心したパイモンは、自分の家へと帰り…

「ったく。なんで人の一張羅(いっちょうら)を欲しがるんだよ…高いんだからな、これは…」

金色の服?を洗濯して干すのであった…
スポンサーサイト



 | HOME | 

プロフィール


かっぱくん

Author:かっぱくん
4サーバー CALLISTOにて生息中の妖怪

頭のお皿は、宇宙から落ちてきた物だと言う噂…



(C)1999-2005 CCR INC, ALL RIGHTS RESERVED. Published by SEGA


最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



過去ログ



カレンダー


07 | 2006/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


ブロとも申請フォーム


この人とブロともになる


ブログ内検索



RSSフィード



リンク


このブログをリンクに追加する