RF探検隊

このブログは、かっぱの不思議な小説です。実際のRFでは、こんな話はありません^^; また、登場人物の方々についても、実際の性格を反映している訳ではない事をお伝えしておきます。

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  ヘカテのクリスマス

ノバス星にも雪が降り積もってきた。ノバスに住んでいるすべての種族は、クリスマスを楽しんでいる。

各HQにはクリスマスツリーが飾られ、外にはチューティーサンタも登場し、戦いの疲れを癒してくれている。

さて、ここはアニムス達の異世界。

ヘカテは一人部屋で紅茶を楽しんでいた。

「ふう…ノバスはすっかり寒くなってきたようね。雪も降ってきたようだし、チューティーがサンタになっているって言っているわね。」

テレビには、ノバスの様子が映し出されていた。

「あら、あれはクリスマスツリーかしら。」

今画面には巨大なクリスマスツリーが映し出されている。

ヘカテはテレビを観るだけで何とか我慢をしているが、本当はみんなと一緒にクリスマスを楽しみたいのであった。

「パイモンさんやイナンナさんにイシスさん…みなさん、ノバスで楽しんでいるのかしら…」

他のアニムスの不在ランプが付いているのを見て、ヘカテはため息をついた。

「ま、いいですわ。何が”メリークリスマス”よ。メリーさんにクリスマスって、おめでたいわね。」

なんとかクリスマスの事を諦めようと、ヘカテは無理矢理変な理由をつけている。

「あら、もうこんな時間。寝る準備でもしましょうか。」

時計はすでに23時を回っていた。

ヘカテはテレビを消し、紅茶を片付けようとした。

”コンコン”

ドアをノックする音がした。

「誰かしら?こんな時間に…?」

ヘカテは不思議に思いながらドアを開けた。

「やっほ~!ヘカテちゃ~ん!」

元気に飛び込んできたのは、イナンナであった。

「えっ、ええ?イナンナさん!?あなた、ノバスでクリスマスを楽しんでいたのではないんじゃ…?」

ヘカテは驚いた。イナンナと言えば、アニムスの中でもおそらく一番人気があるのではないだろうか?

そのイナンナが異世界へ戻ってきているのだ。

「ん~。だって~、ノバスは寒いんだも~ん!ヘカテちゃんの部屋で紅茶を飲みたくなっちゃった!」

イナンナはそう言って部屋へ入った。

「もう…仕方ありませんわね。今紅茶を入れて差し上げますから、そこで座っていて下さいな。」

ヘカテは呆れたように言ったものの、内心は少し嬉しかった。

「あ、そうだ!これ一緒に食べよ~!」

イナンナが差し出したのは、高級キャンディースティック。

「あら、これはどうしましたの?」

「うん!サンタさんから貰ったの~!」

イナンナは席を立って、ヘカテからお皿を貰い、キャンディーを乗せた。

”ドンドン”

今度は力強いノックの音。

「はい?そんなに強く叩かなくても、ちゃんと聞こえますわよ。」

紅茶の準備を途中でやめて、ドアを開けるヘカテ。そこにいたのは…

「おお。ヘカテ。こんばんは。」

パイモンであった。

「あらパイモンさん。こんな時間にいかがなされたの?」

「ん?いや、ご主人が寝たから、ヘカテの部屋で紅茶でもご馳走になろうかと思ってな。」

「そうでしたの。丁度イナンナさんもいらしてるから、一緒に座ってお待ちになってて。」

パイモンもイナンナと一緒に座って紅茶を待つ。

「おお。そうだ。たまたまこれを貰ったんだ。」

パイモンはそう言って高級プレゼントボックスを差し出した。

「あら、それは何ですの?」

ヘカテは紅茶のコップを追加しながら尋ねた。

「ああ、これはサンタからのプレゼントらしいんだが、俺は興味がないのでな。紅茶を貰う代わりに、ヘカテにあげるよ。」

「紅茶位、いつでも差し上げるのに。気を使っていただいて申し訳ないわ。」

そう言いながら受け取るヘカテ。内心では嬉しく思っていた。

”カチャカチゃ…”

ヘカテが紅茶を準備する音が聞こえる。

いつの間にかクリスマス気分になってきたヘカテ。

二人の訪問者のために、高級な紅茶を用意する。

”コンコン”

またノックの音。今度は誰であろうか…?

「はい?どなたかしら?」

ドアを開けるとそこには、イシスがいた。

「こんばんは。ヘカテさん。」

「あら、イシスさんじゃないの。お忙しいのにどうしましたの?」

イシスはその攻撃力から、全アニムスの中で一番呼び出される回数が多いはずだが…?

「今日はクリスマスなので、今晩だけご主人様からお休みをいただいたんです。なのでヘカテさんの紅茶をいただこうと思いまして。」

「そうでしたの。イナンナさんとパイモンさんもいらしているので、一緒に待っていて下さる?」

「ええ。お邪魔します。」

イシスも座って紅茶を待つ。

「あ。そうでした。これをみなさんでいただきましょう。」

そう言ってイシスは、高級ケーキを差し出す。

「あら、なんておいしそうなケーキ。これはどうしましたの?」

「ええ。クリスマスなので、ご主人様が下さいました。」

クリスマス…さっきまでは自分に関係ない行事だと思っていたヘカテだが、こうやってみんなが尋ねて来てくれるこの日を感謝し始めていた。

「では、包丁とケーキ皿に、後フォークも用意しましょうか。」

ヘカテは食器棚から必要な物を取り出す。

「さ、みなさん。お待たせしました。」

”コポポポポ…”

いつもとはちょっと違った紅茶の香りが、アニムスたちを包み込む。

”サクッ”とケーキを切るヘカテ。

「あ、この飴、みんなもどうぞ~!」

イナンナはそのケーキにキャンディーを付け加えた。

「ヘカテ。ここにたまたまロウソクもあるんだが、お前が火をつけてくれないか?」

パイモンはロウソクを4本取り出し、それぞれのケーキに差す。

「ええ。いいですわよ。…ファイア。」

小さな炎が、ヘカテの指先から現れ、一本一本のロウソクに火を灯していく。

「ではロウソクに火がついたので、電気を消しましょうか。」

イシスが部屋の電気を消す。

ロウソクの明かりだけが辺りを映し出している。

クリスマスと言う事もあって、幻想的な雰囲気が漂う。

「サ~イレントナ~イト♪」

イナンナが歌いだした。それにあわせて、他のアニムス達も歌いだす。

歌い終わって…

「では、火を消しましょうか。」

イシスの号令で、みんなが息を吸い込む。

”フ~~~!”

同時に火が消え

「メリー!クリスマス!」

声をそろえてクリスマスを祝う4人。ヘカテはすでに先程思っていた事は、忘れてしまっていた。

「さて、電気をつけてケーキを食べましょう。」

ヘカテが電気をつけた瞬間…

”パン!パン!”

いつの間に用意をしていたのであろうか。

パイモン達が一斉にクラッカーを鳴らした!

「ヘカテちゃん!はい!」

イナンナがヘカテにクラッカーを渡した。

ヘカテの目には、嬉涙が浮かんでいた。

”パン!”

ヘカテもクラッカーを鳴らす。

「わ~い!じゃ、これ食べよ~!」

それぞれフォークを持って、ケーキを食べ始める。

「イ、イナンナ…そんなに勢いよく食べなくても…」

「いいですよ、パイモンさん。まだケーキはありますから。」

「あら、イシスさん。紅茶のおかわりをどうぞ。」

「ケーキおいし~!あ、飴もなめなくちゃ!」

ヘカテの部屋に、明るい声が響く。

ふとヘカテがみんなの呼び出し装置を見ると…

”あ、電源が切ってある…”

そう。みんなはヘカテのために、わざわざノバスから戻ってきたのである。

しかも呼び出しが来ないように、電源を切って…

”メリークリスマス”

ヘカテは心の中でもう一度クリスマスに感謝し、また他のアニムスにも感謝をした。

この日は、深夜までパーティーが続けられたと言う。

              BY かっぱくん^^
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