RF探検隊

このブログは、かっぱの不思議な小説です。実際のRFでは、こんな話はありません^^; また、登場人物の方々についても、実際の性格を反映している訳ではない事をお伝えしておきます。

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  古物商ペレペレ~chopsticks of legend~

「いい案?」

座っていてもいい案は思い浮かばない。

ペレペレと割り箸は、一旦ノバス美術館へ行って対策を練る事にした。

「まあ…Auroraさんの様子なら、何か案が出ていてもおかしくないだろう。」

「…嬉しそうだったのが気になるけどな…」

ペレペレと割り箸は、期待と不安を抱えながら美術館の前に立っていた。

すると…

”ドタドタドタ”

「あれ?Auroraさんじゃないか?」

美術館から、ものすごい勢いでAuroraが飛び出してきた。

手には、なにやらポスターらしきものを握っている。

「あ、ペレペレさんに割り箸さん!丁度よかった!ポスター貼りを手伝ってください!」

ペレペレと割り箸に気付いたAuroraは、有無を言わさず二人にポスターを数枚手渡した。

「え?ああ、何ですかこのポスターは?」

ペレペレは受け取ったポスターの一枚を開いてみた。

「ネイファーストが盗んだ割り箸…?」

「ええ!あの怪盗ネイファーストが盗んだ割り箸なら、美術的価値が高い証拠になりますから!」

Auroraが満面の笑みで説明を始めた。

「でも…肝心の割り箸がないとだめじゃん…」

割り箸がポツリとつぶやいた。

”ピシ”

笑顔のままで、Auroraが一瞬固まった。

「…あ…そ、それはもう一度プラチナ割り箸を作るという事で…」

「それは無理!100年かけてようやく出来る代物なのに!」

Auroraの提案に、割り箸は力を込めて否定した。

「待てよ…Auroraさん、このポスターに一言付け加えていいですか?」

バッグからマジックを取り出し、ペレペレはポスターに文字を書き始めた。

「え?何を書くんです?」

一瞬で立ち直ったAurora。

”キュッキュ”

「これでいいだろう。どうです?」

文字を書き終わったペレペレは、割り箸とAuroraの目の前に広げて見せた。

「どれどれ…プラチナ割り箸の怒りに触れたネイファーストの運命は…?なんだこれ?」

「うわ~!下手にプラチナ割り箸に触れると、命すら危ないという事ですね!ええ!今すぐこの言葉を加えましょう!」

ペレペレと割り箸に渡したポスターを再び奪うと、Auroroaは美術館の中へ戻っていった。

「…ま、まあそういう事にしておけば、ネイファーストも怖くなって割り箸のところへ戻さないかな~っと。」

右手にマジックを握りながら、ペレペレは寂しそうに割り箸に説明するのであった。
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  古物商ペレペレ~chopsticks of legend~


「ジャ○に訴えられるかも…」

ノバス美術館に戻ったAuroraは、早速宣伝ポスターを作成し始めた。

”カタカタカタ…バシバシバシ”

興奮しているからであろうか。キーボードを叩く指に力が入ってくる。

「…Auroraさん…どうしたんですか?そんなに興奮して…」

プラチナ割り箸展示場の打ち合わせを終えたシャトは、妙なオーラを出しているAuroraに恐る恐る声を掛けた。

「うふふふふ!!!!!いける!これなら大盛況間違いなしよ!」

何がいけるのか全く理解出来ないシャト。

「あ、そ、そうですか…頑張ってくださいね…」

苦笑いをしながら、その場を立ち去った。

「待っていなさい!プラチナ割り箸~!!!!!」

何を待たなければいけないのだろうか?プラチナ割り箸もいい迷惑であろう。

1時間後…

「出来た!館長!早速このポスターを貼ってください!」

血走った目をしながら、マドラ館長に出来上がったポスターを見せるAurora。

「ん?どれどれ…ふむ、”あのネイファーストが盗んだプラチナ割り箸”か…いいんじゃない?」

いともあっさり許可を出すのであった。

「では、すぐに印刷して貼ってきます!」

とAuroraは事務所を飛び出していった。

「…盗んだってことは、まだ取り返していないって事だよな…無いものをどうやって展示するんだ…?ま、いいか。」

Auroraが勢いよく出て行った後、マドラ館長はぽつりとつぶやいたのであった。





「ネイファーストの隠れ家に行くしかないか…」

ペレペレと割り箸は、まだ頭を抱えていた。

「しかし…隠れ家と言うくらいだから、そう簡単に見つからないだろう?」

割り箸は、ペレペレの提案に疑問を投げかけた。

「…まあ、それもそうだな…」

まだまだいい案が思い浮かばないようである…

  古物商ペレペレ~chopsticks of legend~

「普通の人にはわかりません」

プラチナ割り箸が、一般の主婦であるトリに渡った次の日…

「これなら怪しまれないはず…私のプラチナ割り箸、すぐに取り返してあげるから待っていなさい!」

ノバス保育園にいると思われるバルを尾行するために、ある変装をしたネイファースト。

登園時間を見計らって、さっそくノバス保育園へと出かけた。

「バファの子見ていた~♪」

保育園の近くまで来ると、登園する園児の姿がちらほらと見受けられて来た。

何食わぬ顔で登園する園児の顔を確認するネイファースト。

今のところ、誰にも怪しまれる事は無い。

”フフフ…園児達の親ですら、私に何の疑問も抱いていない…やはり私の変装は完璧ね…”

自分の変装に満足しながら、ネイファーストは観察を続けた。

そして…

「バル、危ないわよ。」

聞き覚えのある声と名前。

サッと声のした方を振り向くと、見覚えのある顔が。

”い、いた!あの親子ね!”

高鳴る鼓動を抑えながら、ネイファーストはトリ親子の後をゆっくりと付けていった。

トリ親子は、後を付けられている事に待ったく気付く様子がない。

”トントン”

ところが、尾行しているネイファーストの肩を叩く人物が。

すでに意識はトリ親子に集中しているネイファーストは、ハエを払うかのようにその叩く手を払いのけた。

”トントン”

しかし、再び肩を叩かれる。

「ちょっと誰よ!こんな大事な時に…」

イライラしながら後ろを振り向いたネイファーストの目に入ったのは、一人?のレジュワーディアンウォリアー。

「やっぱり…帰ってきてくれたのか~!!!!!!」

そのレジュワーディアンウォリアーは、ネイファーストの顔をみるやいなや、号泣して抱きついてきた。

「ちょ、ちょっと!何の事よ!私はあなたなんて知らないわよ!」

「うぉ~ん!もう浮気はしないから許してくれ~!!!!!」

突然の出来事に、ノバス保育園へ向かっている親子達の視線が集中する。

「あ、お母さん。スペルレジュとレジュワーディアンが抱き合ってるよ~。」

「こ、こらナメちゃん!見ないの!」

等の会話が聞こえてくる。

そう、ネイファーストはスペルレジュワーディアンに変装していたのだが…

どうやら、抱きついて来ているレジュワーディアンウォリアーの奥さんに似ていたらしい…

「ううう…レジュ達の顔に特徴があるなんて、知るわけ無いじゃない!一旦撤退よ!」

”ドン”

ネイファーストは、そのレジュワーディアンウォリアーを突き飛ばし、自宅へと逃げ帰ったのだった。

  古物商ペレペレ~chopsticks of legend~

「熱狂的ファン」

あの時にぶつかった子供は、確か”バル”と呼ばれていた。

背丈からして、おそらくまだ保育園児だろう。

ネイファーストは隠れ家に戻った後、落ち着きを取り戻して考え始めた。

「だとしたら…ノバス保育園の園児の中にいるはず。よし、明日確認にいくわ!」

隠れ家からノバス保育園までは、そんなに遠くない。

だが、一人でウロウロしていては怪しまれるだろう。

ここは再び、変装するしかない。

ネイファーストは、保育園の近くにいても怪しまれない変装を探す事にした。





「ねぇお母さん。この箸箱の中に、何か入っているよ?」

買い物袋から荷物を出していたバルは、お母さん=トリに箸箱を手渡した。

「え?おかしいわね。この箸箱、お箸はついていなかったはずだけど…」

箸箱を受け取ったトリは、蓋を開けた瞬間息を呑んだ。

「はぁ!?何これ!?割り箸みたいだけど…プラチナ色…プラチナ!?もしかして!」

トリは、プラチナ割り箸を握ったまま数日前の新聞を取り出し、ある記事を確認した。

「あ、ああ!やっぱり!これってプラチナ割り箸じゃないの!?」

プラチナ割り箸展示会期間中、毎日でも通おうかと思っていたトリ。

プラチナ割り箸を持つ手が震えている。

「き、きっと神様がご褒美に下さったんだわ!すぐにでも飾らなくちゃ!」

丁寧にプラチナ割り箸を箸箱に入れるトリ。

「い、いえ。こんな箸箱じゃ失礼よね。何かケースを買わなくちゃ。バル、もう一度買い物に行くわよ!」

トリの動揺ぶりに、ポカーンとしていたバル。

「え?は、は~い!」

本当はもう、「和食戦隊ワリバシーン」の時間なのだが、トリの迫力に押されて、黙ってもう一度買い物へ行くのであった。





「ネイファーストであれば、闇のオークションに流れる事はないだろう。それだけが唯一の救いだ。」

ペレペレと割り箸は、プラチナ割り箸奪還のための話をしていた。

「という事は、ネイファーストの住みかに行くしかないって事か…」

割り箸は、”うーん”と唸りながら口を開いた。

「だが…その肝心の場所が分からないんだよ…」

ペレペレは頭を抱えながら答えた。

「…むむむ…」

「…うぬぬ…」

いい案が中々見つからない二人であった。

  古物商ペレペレ~chopsticks of legend~

「ありきたりのドジ」

さて、Auroraが大喜びでノバス美術館へ戻った頃…

「ふふ…ちょろいわね。まあ、私の変装を見破れる奴なんて、そうそういなから。」

ネイファーストはコラ商店街を歩いていた。

先ほど商店街で買った箸箱にプラチナ割り箸を入れ、何度も中身を確認するネイファースト。

「美しい…やはりこれは、私が大切に保管しなければならないわ…」

箸箱の蓋を閉じ、バッグに仕舞おうとしたネイファーストだったが…

「わ~い!こっちだよ~!」

「バル!待ちなさい!」

”ドタドタドタ…”

目の前から走ってくる子供が。右手には、買い物袋を握っている。

その子は、後ろを振り向きながら走っており、前方のネイファーストに気付いていない。

ネイファーストも、箸箱を仕舞うために余所見をしていたため、その子供の発見に遅れてしまった。

”ドン!”

「あ!」

「きゃ!」

二人は衝突して、お互いにしりもちをついてしまった。

ネイファーストの手から、箸箱が。バルの手からは、買い物袋が離れてしまい、中身が散乱してしまった。

「あ、す、すいません!ほらバル!謝りなさい!」

「ごめんなさ~い…」

お母さんに促され、バルはペコリとネイファーストに頭を下げた。

「い、いえ。私の方もよそ見していたんだし…それより怪我は無かった?」

サッと立ち上がって服に付いた砂を払い、ネイファーストはバルに声を掛けた。

「うん!大丈夫だよ!あ、袋の中身が飛び出しちゃった!」

とバルは笑顔で、地面に散乱した荷物を拾い始めた。

「あ、私の箸箱は…あ、これね。」

と側に落ちていた箸箱を拾った。

「え~と、お弁当箱と箸箱と…あ、ランチョンマットも落ちてる!」

バルは一つ一つ確認しながら、荷物を買い物袋へ入れていった。

”ああ、保育園で使うために買ったのかしら。”

ネイファーストは、ニコニコしながらバルの様子を見ていた。

「あれ?その箸箱の柄…私のと一緒ね!」

バルが拾った箸箱は、ネイファーストが先ほど買った箸箱と一緒である。

「ああ、これはお父さんの箸箱なんですよ。」

お母さんは、バルの頭を撫でながら答えた。

「へー。お父さんの買い物も一緒にしたんだ。偉いね。」

荷物を全部拾い終えたバル。

今度はお母さんにしっかりと手を握られている。

「では、本当にすいませんでした。」

お母さんは、最後にもう一言謝って、その場から立ち去った。

「バイバ~イ!」

バルは、一度後ろを振り返って、ネイファーストに手を振るのであった。

思わず笑顔で手を振り替えすネイファースト。

再び、隠れ家へ帰るために歩き始めた。

商店街を抜け、鉱山へ到着。

「さて、もうすぐ到着ですからね~。」

ネイファーストは、再び箸箱を取り出し、中身を確認する。

「うん、空っぽ!って、なぜ!」

ベタではあるが、どうやらネイファーストとバルの箸箱が逆になっていたようである…

「うわ~!誰!あの子はどこの子よ~!」

鉱山で一人叫ぶネイファーストであった…

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Author:かっぱくん
4サーバー CALLISTOにて生息中の妖怪

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